MEMBER 02

第二営業部/2014年入社

村松 琢也TAKUYA MURAMATSU

得意の語学を生かして、国内営業ながら海外のお客様との接点も多い中堅社員。「自分でビジネスを創り、育てられるのが当社の醍醐味」と語る。

入社後に出会った
「モノづくり」の魅力

01

入社前は無縁だった
「モノづくり」の世界。

「英語で仕事ができる業界」。就活生だったころは、そのフレーズだけに引かれて商社を目指していた。現在は所属こそ国内営業だが、インドや駐在員のいないエリアとのビジネスを支援するなど、ほぼ日常的に英語を使っており、当初の望みはかなったといえる。しかし浜松貿易に入社してからできた、新しい目標もある。それは「モノづくりを究めたい」ということ。入社前はむしろ無縁だと思っていたモノづくりの世界に、今は夢中になっている。

02

壁に当たると思い出す
トラブルと奮闘した日々。

入社当時、商社マンに持っていたイメージは、商品知識を網羅した「歩くカタログ」だった。商品の知識さえ押さえておけば、後は何とかなると思っていた。しかし、先輩のサポートとはいえ初めてお客様を持ち、それだけでは仕事にならないことを知った。お客様が浜松貿易に求めているのは、モノ売りではなくモノづくりのパートナーなのだ。
今でも仕事で壁に当たると思い出す現場がある。それは四輪車用の部品を作っている地元のメーカーで、当社とは先輩のそのまた先輩の代から長いお付き合いがある、いわゆるお得意様だ。その時も当社から最新のNC旋盤を導入していただいたのだが、それが現場で不具合を起こしているのだと言う。NC旋盤のような生産設備はお客様のビジネスに直結しているだけに、故障で停止することは許されない。考えるよりも先に現場に走った。

03

メーカー任せにしないのが
エンジニアリング商社の矜持。

現場では、確かに納入したNC旋盤に問題が起きていた。稼働させてある程度の時間が経過すると、原因不明のエラーが出て停止してしまうのだ。だが納入前には十分にテストを行ったし、問題はなかったはずだ。手動で再起動するとしばらくは正常に動き続けるため、エラー条件を探るために1日中現場に張り付き、トラブルの発生を待つ日々が続いた。こういった場合、通常の商社ならまずNC旋盤のメーカーに連絡し、対応を任せるのが一般的だ。しかし、浜松貿易が売っているのは、設備でなく「モノづくり」そのもの。設備を無事納入しても、納入した設備が期待した結果を出すまでは必ず自分たちで責任を持つ。
特に今回の場合は、事前テストの結果から原因は現場にあると考えられた。設備に関する機械的な知識と、製品精度に関する加工的な知識、その両方を総動員して、原因を探った。

04

昔からの夢と新しい夢、
そのふたつの実現を目指して。

果たして、原因は現場にあった。生産ラインに組み込むための部品の取り付け方や加工物の状態など、いくつかの条件が重なることでエラー判定が出ていたのだ。お客様には大変な迷惑をかけてしまったが、新旧さまざまなメーカーの機械が入り交じる特殊な環境で起きたトラブルとあって、「浜貿さんじゃなければ、もっと長引いたかも」と、お客様からは逆に感謝の言葉をいただけたのが救いだった。それ以降、このお客様を含め、どの現場でも同様のトラブルは起きていない。
時にスーツを脱ぎ、作業着姿で油にまみれる。商社マンとしては、入社前には想像もしなかった姿だが、今ではそうやってお客様と一緒にモノづくりを考えている時間を楽しんでいる自分がいる。今の夢は、海外に駐在して現地の人たちと新しいモノづくりを実現すること。昔からの夢、新しい夢。そのどちらもかなえられる日は、そう遠くない気がしている。
 
Q&A

浜松貿易を
選んだ理由は?

「英語を使う仕事」の代表格として商社に興味は持っていたものの、「商社の仕事」には漠然としたイメージしかありませんでした。その中で浜松貿易は「モノを造って売る」という明確な特徴があり、カタログに載っていないものも売ることができるという点に注目しました。

あなたが考える
HAMABOの強みは?

1年目から現場に出られることで、お客様と同じ目線が養えることだと思います。新人の多くは当社とお付き合いの長いお客様の担当になり、先輩のサポートをしながら仕事を覚えます。お客様と先輩の両方から学ぶことで、win-winの提案力を身に付けていくことができます。

次はどんな挑戦を
したいですか?

浜松貿易の営業にとって、自分の得意分野を増やすことはお客様の利益を増やすことと同義です。私もプログラミング言語を覚えることでお客様に新しい提案ができ、ビジネスにつなげられた経験があります。こうしたスキルを積み重ねて、唯一無二の存在を目指していきます。